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耳鳴りは改善するの?自宅でできる対策を紹介します

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静かな環境にいるはずなのに、キーンという不快な音が聞こえるという方も多いのではないでしょうか。耳鳴りは感じ方に個人差があるため、原因を特定しにくいといわれています。

漢方薬や食事療法などの方法を試しても改善が見られなかった人も、耳鳴りが起こる仕組みがわかれば改善のきっかけになるかもしれません。今回は耳鳴りが起こるメカニズムや耳鳴りの改善に効果がある対策方法について解説していきますので、つらい耳鳴りでお困りの方はぜひ参考にしてみてください。

 

耳鳴りはなぜ起こるのか?

2019年に行われた国民生活基礎調査によると、「耳鳴りがする」と自覚している人は全国で約365万人いるという結果が出ています。また、男性は約158万人、女性は約207万人となっており、男性よりも女性の方が耳鳴りで悩んでいる人が多いことわかりました。

会話が聞き取りにくい、よく眠れないなど、耳鳴りが起きると日常生活に支障が出てしまいます。耳鳴りのつらさは人に伝えづらいため、大きなストレスにもつながるでしょう。

耳鳴りを改善させるには、耳鳴りの仕組みを理解しておく必要があります。ここからは、耳鳴りのメカニズムについて見ていきましょう。

 

脳が音に対して敏感になっている

耳鳴りが起こる詳しい原因はまだ解明されてはいません。最近の研究だと、耳鳴りは以下のようなメカニズムで起こるのではないかといわれています。

1.加齢によって音を脳に伝える「蝸牛(かぎゅう)」という器官の機能が低下して起こる

2.聞こえにくい部分を脳が補おうと過度に働いてしまうことで起こる

3.聞こえない音を「脳で聞こえている」と錯覚して起こる

 

耳鳴りの不安に対して意識が向きすぎている

耳鳴りで特につらいのは「寝るとき」ではないでしょうか。音に対して敏感に反応してしまい、「また耳鳴りが来るのではないか?」という不安で眠れない日も多いでしょう。

ある実験では、耳鳴りがない人と比べて耳鳴りがひどい人は、「音に対する注意力が高い」というデータが出ています。本来であればリラックスするはずの睡眠時に注意力が高まっていると寝付きが悪くなり、十分な睡眠が取れません。結果的に音に対する不安が強くなり、周囲の音に対する注意力も高まるという悪循環が生まれてしまいます。

 

ストレスや疲れが溜まっている

音に対して敏感になったり、眠れない日が続いたりすると、次第にストレスが溜まっていきます。すると自律神経の働きも乱れてしまい、日中にやる気が出ない、仕事の効率が上がらないなど、さまざまな症状があらわれてくるようになるでしょう。

また、人間関係にも支障が出たり、外出せずに引きこもりがちになったりするなど、社会生活が送れなくなる恐れもあります。好きなことでリフレッシュする、おいしいものを食べるなど、不快な音に対する意識をそらすことが重要です。

 

耳鳴り改善につながる方法

ここからは、耳鳴りの改善に効果的な方法を3つ紹介します。簡単にできるものばかりなので、無理のない範囲で取り組んでみましょう。

 

自然音を流す

「寝るとき」につらさを感じる人におすすめなのが、自然音を流す方法です。自然の音には、「f分の1ゆらぎ」というリズムがあり、気分をリラックスさせる「α波」が出やすいといわれています。以下の注意点を参考に、ぜひ試してみてください。

 

・BGMとしておすすめの音は、滝の音、川のせせらぎ、葉っぱのこすれ合う音など

・波の音など、音量が変化するBGMは向かない

・室内全体に音が広がるように、スピーカーを足元の付近、あるいは壁に向かって置く

 

また、ろうそくの炎を見つめるのも、「f分の1ゆらぎ」の効果が期待できるといわれているので、ろうそくの炎を見つめながら聞いてみるのもいいでしょう。

 

没頭できる趣味などを見つける

趣味がある方は、ぜひ積極的に取り組みましょう。目の前のことに没頭すると、耳鳴りへの意識をそらすことができます。耳鳴り以外のことに集中する体験を積むことで、不快な症状をやわらげることができるようになります。

 

適度な運動とリラックスする時間を作る

ウォーキングやストレッチなど、適度な運動はストレス解消におすすめです。特にヨガは、余計な力が抜けてリラックスできるため、女性を中心に多くの方が取り組んでいます。そのほかにも、ヨガには以下のようなメリットがあります。

 

・自律神経を整えられる

・筋トレとストレッチをバランスよく行える

・美しい姿勢に近づく

 

少しハードルが高いという人は、朝起きて散歩するといった軽めの運動から始めてみてくださいね。

 

まとめ

耳鳴りの程度は人によって異なり、その苦しさは本人にしかわかりません。そのため一人で抱え込まず、家族やかかりつけ医に相談することも大切です。リラックスする時間を持つ、没頭できる趣味を持つなど、ストレスを溜めない環境を整えて少しずつ改善を図るようにしましょう。