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テニス肘の原因や予防法について徹底解説!

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テニス肘は、ラケットスポーツをしている人だけが発症する症状ではありません。日常のさまざまな動きがテニス肘の原因となり、主婦の方やご年配の方などが発症することも多くあります。

テニス肘の原因を理解し、十分な対策をしておくことで、痛みや不快感などの症状を未然に防ぐことができます。今回はテニス肘の原因や予防法について解説していきますので、お困りの方はぜひ参考にしてください。

 

テニス肘とは

テニス肘(外側上顆炎)は、手首や腕の反復運動により、肘の腱に負荷がかかることで起こる疾患です。テニス肘という名前で呼ばれていますが、テニス肘を発症するのはスポーツ選手だけではありません。配管工や塗装工、大工などの職業に就いている方は、テニス肘になりやすいといわれています。

 

テニス肘の症状

テニス肘の主な症状は、前腕から肘の外側にかけて生じる痛みや灼熱感、疼痛などです。多くの場合、最初は軽い痛みが発生し、次第に悪化していきます。痛みは前腕から手首にかけて広がり、放置すると手を使った作業ができなくなることもあります。

また、握力の低下もテニス肘の症状の1つです。このような症状は、30~50歳の人に多く見られます。テニス肘の症状は、ほかの医学的な疾患と似ていることも多いので、不安な方は医療機関を受診するようにしましょう。

 

テニス肘の原因

テニス肘の原因は、筋肉の使いすぎと緊張によるものといわれています。手や手首を伸ばしたり上げたりするときに使う前腕の筋肉の酷使により、筋肉の緊張が高まります。その結果、前腕の筋肉と肘の外側にある骨の突起部分をつなぐ腱に小さな裂け目ができ、痛みが発生するのです。

テニスの動作で発生することが多い一方、日常での腕の動きがテニス肘を発症させてしまうことも少なくありません。たとえば、以下のような動きには注意が必要です。

 

・配管用工具の使用

・塗装

・ネジを打つ

・料理の材料を切る

・コンピュータのマウスの反復使用

 

テニス肘の原因の多くは、繰り返しの運動や激しい運動による前腕の酷使です。また、肘を叩いたりした後に起こることもあります。

 

テニス肘を予防しよう

テニス肘は、腕の筋肉や腱を保護することで予防できます。腕や手首を何度も動かすような運動をしている場合は、正しい方法で行っているか、休憩を取っているかを確認しましょう。

特にテニスや卓球などのラケットスポーツをしている人は、正しい肘の使い方をしているのかどうか、コーチに聞いてみるとよいでしょう。

 

テニス肘の治療

テニス肘の治療は、1日で終わるものではありません。しかし、十分な時間をかけて治療に専念すれば、手術をせずに済むケースも多いです。個人差もありますが、多くの患者は1年ほどで症状が改善するといわれています。

まずは、テニス肘の症状を引き起こすような活動を中止、あるいは制限することが重要です。また痛みがひどい場合、非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)を服用することで、症状をやわらげることが可能です。

テニス肘の改善のために、さまざまな種類の薬が用意されています。薬を処方された場合は、推奨された量を定期的に服用することが重要です。薬によっては、効果があらわれるまでに数週間ほどかかるものもあります。

ほかにも、前腕部の筋肉を伸ばしたり、鍛えたりする運動療法も有効です。アイスマッサージや超音波などのさまざまな手法を取り入れることで、筋肉の機能を改善し、治癒を早めることができます。

 

禁煙とダイエット

喫煙は腱の血行を阻害すると考えられています。血行が悪くなると腱の治療に時間がかかり、長期のリハビリが必要となるため、治療中は禁煙を心がけましょう。

また、太りすぎは体内の炎症分子の数を増加させ、体内の局所的および全身的な炎症を引き起こし、治癒や痛みの解消が困難となります。肘に負担がかからないような散歩やストレッチなどを行い、ダイエットに励んでみるのもよいでしょう。

 

手術が必要な場合も

治療を6~12ヶ月続けても症状が改善しない場合は、医師から手術を提案されることがあります。手術方法は症状の程度によって異なり、痛みの範囲や健康状態などを考慮して決められます。個人差もありますが、手術後は3~6ヶ月ほどリハビリをする必要があるため、主治医と相談して手術に伴うリスクについて話し合うようにしましょう。

 

まとめ

今回はテニス肘の原因や予防法について解説しました。テニス肘は、手首や腕の反復運動により、肘の腱に負荷がかかることで起こる疾患です。テニス肘の主な原因は手首の筋肉の使いすぎと緊張によるもので、テニスをはじめとするラケットスポーツの練習や試合のほか、日常生活のなかでも発症します。

テニス肘は、腕の筋肉や腱をケアすることで予防できます。腕や手首を何度も動かすような運動をしている方は、適度な休憩を取り、肘の具合を確かめながら楽しむようにしましょう。