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半月板損傷の原因や治療法について徹底解説!

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半月板損傷はサッカーや陸上、バスケットボール選手などによく見られる疾患です。激しい衝突などで起こるものですが、日々の練習で発生することもあり、膝の痛みで悩んでいる方も少なくありません。

半月板損傷の原因を理解し、定期的にケアを行うことで、大事な膝を守ることができます。そこで今回は、半月板損傷の原因や治療法について解説していきますので、お悩みの方はぜひ参考にしてください。

 

半月板損傷とは

半月板損傷は、多くのスポーツ選手が発症するといわれている膝のケガの1つです。若い人からご年配の方まで発症するケガであり、膝の痛みに悩んでいる方も少なくありません。

半月板は膝にある軟骨の一部で、膝にかかる負担を分散させる働きを持っています。しかし、半月板は膝を捻るなどの動作で切れてしまうことがあります。場合によっては切れた軟骨の一部が外れて膝関節に引っかかり、膝が動かなくなってしまうことも少なくありません。

膝を無理に捻ったり回転させたりするような動作、特に全体重をかけるような動作は、半月板の断裂につながる可能性があります。半月板が断裂すると、痛みや腫れ、こわばりなどが生じます。膝の動きに障害を感じたり、膝を完全に伸ばすことができなくなったりすることも多いです。

 

半月板損傷の症状

半月板損傷の主な症状は以下の通りです。

 

・足を楽に伸ばすことができない

・膝に負担がかかると痛みが生じる

・膝の腫れ、こわばり、つっぱり感がある

 

上記のほかにも、膝に水がたまる、急に膝が動かなくなるなどの症状もあらわれます。

 

半月板損傷の原因

半月板の断裂は、サッカーなどのコンタクトスポーツだけでなく、バレーボールや陸上などのジャンプを必要とするスポーツでもよく起こります。

また、急に方向転換したときにも起こりますし、ほかの膝のケガと同時に起こることもあります。半月板は加齢とともに弱くなるため、高齢のアスリートは特に気をつける必要があるといえるでしょう。

 

スポーツ選手以外もリスクがある

半月板が切れるのはスポーツ選手だけではなく、スポーツ選手以外の人でも半月板を損傷するケースは多くあります。たとえば、車の乗り降りやしゃがみこみなどの日常生活の動作で断裂する場合があります。

 

子どもでも半月板損傷のリスクがある

半月板損傷は、子どもに多く見られるようになってきています。これは、子どもたちがより早い年齢で組織的なスポーツをするようになったためです。休息を十分に取り、定期的にケアをしないと半月板の損傷が起こりやすくなります。

 

半月板損傷の治療法

半月板損傷の治療は、断裂の深さと場所によって変わります。また、年齢や運動レベル、関連するケガなども考慮する必要があるでしょう。 なかでも「レッドゾーン」と呼ばれる半月板の外側は、血液の供給がよく、断裂が小さければ自然に治癒することがあります。

一方、「ホワイトゾーン」と呼ばれる内側の部分は血液の供給が十分ではなく、自然治癒の可能性は低いといえます。 なお、すべての半月板損傷が手術を必要とするわけではありません。手術をしない治療で十分な場合も多く、医師との相談が必須といえます。

 

膝を休ませる

膝に痛みがある場合は激しい運動を制限し、松葉杖を使うことも検討してください。また、痛みと腫れを抑えるために、膝を氷で冷やすのもよいでしょう。3~4時間おきに15~20分程度冷やし、これを2~3日ほど行います。

また、膝への負担を軽減するために、ストレッチや筋力トレーニングを行いましょう。理学療法士の指導を受けたうえで、所定のストレッチ・エクササイズを継続的に行うと効果的です。

 

手術が必要な場合も

半月板損傷の症状の程度によっては、医師から手術を提案されるかもしれません。手術の内容にもよりますが、リハビリには3~6週間ほどかかるといわれています。この期間は、膝の装具や松葉杖を使用することになるでしょう。

ただし、手術にはリスクが伴いますので、自分が手術を受けるのに適しているかどうか医師とよく相談してください。回復期には、定期的な通院に加え、膝を支える筋肉を強化するための理学療法が必要となります。

 

まとめ

半月板損傷は、膝を無理に捻ったり回転させたりするような動作で起こります。特に全体重をかけるような動作は、半月板の断裂につながる可能性があります。サッカーなどのコンタクトスポーツだけでなく、バレーボールやサッカーなどのジャンプを必要とするスポーツでもよく起こるため、十分に注意しなければならないケガの1つといえるでしょう。

半月板損傷の治療は、断裂の深さと場所によって異なります。手術を必要とせず、保存療養で治せる場合も多いので、膝に痛みが発生したときは信頼できる専門家に相談しましょう。